『白馬非馬論について』

さて、そんな中から、今日は「白馬非馬論」について取り上げてみます。 「白馬非馬論」とは、中国の戦国時代、公孫龍によって唱えられたもので、世間一般的に、またこれまで自分の中でも 「わけのわからない詭弁論」 と位置づけされてきました。 んで、その「白馬非馬論」について、「諸子百家」をもとにちょっと解釈してみます。 まず、「白い馬も黒い馬も馬である」という前提のもとに… ① 「白馬」も「黒馬」も馬である ② とすれば、白かろうが黒かろうが、馬は「馬」という点において同一である ③ 馬という点で同一であるならば、白も黒も同じである ④ しかし、現実に白と黒は同じ「色」ではない ⑤ ならば、「白馬が馬である」ことと「白馬が白い」こととは、おのずから別問題である ⑥ 従って、「白馬」は「馬」ではない という理論になります。 わけがわかりません。 よしんばわかっても、それが詭弁であることが理解できます。