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欲望の断片(かけら)──第43回 晩酌の風景
コンロの上では、使い古された小振りな土鍋の中で、真鯛の切り身と豆腐が良い具合に煮えてきて、しんと... コンロの上では、使い古された小振りな土鍋の中で、真鯛の切り身と豆腐が良い具合に煮えてきて、しんと静まり返った部屋の中でフツフツと音を立てている。小皿の上には純朴で、どこか清々しい佇まいの大根の漬物。もう一つの小皿では、ルビーのような真紅に輝く筋子が一切れ、モノトーンな世界に色を添える。そして食卓の上にドンと置かれ、「俺が主役だ」とばかりに圧倒的な存在感を誇示する、シャンパンのマグナムよりもデカイ一升瓶は今だからカッコイイ。 ある冬の日の夕方、私の晩酌の風景である。実を言うと、私は家で晩酌をするという習慣を持たなかった。それは、父が全く酒を飲めなかったので、我が家には晩酌をする人がいなかった所為である。私が大人になってからも、私以外の誰も(と言っても父母だけだが)飲んでいないのに、一人でダラダラ飲むのも気がひける。だから私にとって酒は常に外で飲むものだった。 それが、この冬から家で晩酌を始め