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アルベロベッロ|イタリア 世界遺産|阪急交通社
イタリア南部プーリア州、オリーブで有名な農村地帯にある人口1万人ほどの小さな村。迷路のように入り組... イタリア南部プーリア州、オリーブで有名な農村地帯にある人口1万人ほどの小さな村。迷路のように入り組んだ小径沿いに、トゥルッリと呼ばれる円錐形の屋根を持つ白い家が建ち並び、世界でも類のないユニークな景観をつくり出しています。土産物店が軒を連ねるリオーネ・モンティ地区と、人々が暮らすアイア・ピッコラ地区とから成り、合わせてトゥルッリの数は約1,000棟にも達するほどです。 トゥルッリとともに始まったこの町の歴史。その起源は15世紀までさかのぼり、当時の領主アクアヴィーヴァ伯爵は、王の許可なく町を興し、さらに税金を逃れるため、農民たちにすぐに解体できる家を造るよう命じました。土台も骨組みもなく、この地方で採れるキアンカレッレという平たい石灰岩を積み上げただけの簡素な家。これがトゥルッリの原型で、強い日差しを遮り、雨水の有効利用に適した構造になっています。 部屋ごとに屋根があり、それがいくつも繋が