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ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作『ホライズン・ゲート 事象の狩人』冒頭試し読み公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)
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ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作『ホライズン・ゲート 事象の狩人』冒頭試し読み公開!|Hayakawa Books & Magazines(β)
第11回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作、矢野アロウ『ホライズン・ゲート 事象の狩人』が刊行されまし... 第11回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作、矢野アロウ『ホライズン・ゲート 事象の狩人』が刊行されました。ブラックホール相補性と時間SFを巧みに絡めた世界観、詩的な小説表現が高く評価され受賞にいたった期待作です。 本欄では、その冒頭5章までを公開いたします。 矢野アロウ 『ホライズン・ゲート 事象の狩人』定価:2090円(税込)/四六判並製/早川書房 装画:たけもとあかる 装幀:坂野公一(welle design) 1 砂漠に上る太陽の匂いを覚えている。 夜が染み込んだ紫色の砂丘を朝日がなでると、露に濡れた石英質の砂は橙だいだい色に輝き始め、石のエッセンスペトリコールが仄ほのかに匂い立つ。 どこか懐かしく、温かい匂いだけれど、そのほとんどは砂に含まれる細菌や微生物が、生き物を分解したときに作り出す匂いに起因している。──つまりは、死の匂いだ。 死を懐かしく感じるなんて何の冗談かと思うけど、い