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マケイシュバラと蛙
賢治が1928年(昭和3年)6月に上京した時の作品に、「自働車群夜となる」があります。 1926年(大正15年... 賢治が1928年(昭和3年)6月に上京した時の作品に、「自働車群夜となる」があります。 1926年(大正15年)12月以来、賢治が1年半ぶりに見た東京の街路には、煙を立て蛙のような声でラッパを鳴らす、「自働車」の集団があふれていました……。 自働車群夜となる 博物館も展覧会もとびらをしめて 黄いろなほこりも朧ろに甘くなるころは その公園の特にもうすくらい青木通りに じつにたくさんの自働車が 行水をする黒い烏の群のやうに集って 行ったり来たりほこりをたてゝまはったり とまって葉巻をふかすやうに ぱっぱと青いけむをたてたり つひには一列長くならんで 往来の紳士やペンテッドレデイをばかにして かはりばんこに蛙のやうに グッグッグッグとラッパを鳴らす マケィシュバラの粗野な像 最后に六代菊五郎氏が 赤むじゃくらの頬ひげに 白とみどりのよろひをつけて 水に溺れた蒙古の国の隊長になり 毎日ちがったその