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香料噴霧すれば火もまた涼し? 温冷覚を錯覚させる装置、シカゴ大が開発
この錯覚は、香りを鼻穴に直接噴霧し、三叉神経(痛覚、触覚、温冷覚など顔の感覚を脳に伝える神経)を... この錯覚は、香りを鼻穴に直接噴霧し、三叉神経(痛覚、触覚、温冷覚など顔の感覚を脳に伝える神経)を刺激することで作り出す。刺激成分を微量でも吸い込むと温冷を感じる三叉神経の構造を利用することで、熱や冷気で皮膚を刺激せずに、香りだけで暖かさや清涼感を再現する。 三叉神経を刺激する香りは、匂いから種類を判別できず、温度の変化を感じさせるだけの成分が理想と考え、無臭でありながら暖かさを再現できるトウガラシの活性成分カプサイシンと、清涼感を再現できるユーカリプトールを採用。チモールやペパーミントも利用可能だが、匂いから成分を特定されやすいため、カプサイシンとユーカリプトールを推奨している。 噴霧装置はマイクロポンプやミスト散布機を組み合わせたスタンドアロン設計で、VRヘッドマウントディスプレイ前面に取り付ける。
2020/08/17 リンク