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通信障害発生で分かった「固定電話とFAX」使えなくて困る人多数 会社でいまだに「現役」であり続けるわけ
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スマホアプリに拒否反応 1人1台スマートフォン(スマホ)を持つのが当たり前と言える時代だ。勤務先から... スマホアプリに拒否反応 1人1台スマートフォン(スマホ)を持つのが当たり前と言える時代だ。勤務先から「社用携帯」が貸与されている場合もある。それでも、今回の通信障害騒ぎでは、業務で今も固定電話やFAXを日常的に使用している実態が分かった。日本はまだまだ、ビジネス上で現役のツールなのだ。 一方、特にFAXは、海外から見ると「今も使っているのか」と驚かれるという話がある。 ITジャーナリストの井上トシユキ氏に取材した。日本企業の通信手段の実態について、2021年に自ら調査したという。対象としたのは中小企業サイズで、その会社はもちろん、取引先からどのような手段で連絡を要求されるかを聞いた。すると、「役所や財団法人といった公的団体ですと、FAXでの連絡が必須だったという例が、それなりにありました」。 同社は、取引先も中小零細企業規模だった。家族経営であることが多く、社長や副社長が60歳を超える年配