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人権という幻 遠藤 比呂通著
人権は、理論的には正しいけど、実践には役に立たない──。この命題は、学問と世界と実務の世界に棲み分... 人権は、理論的には正しいけど、実践には役に立たない──。この命題は、学問と世界と実務の世界に棲み分ける人々の間で、無意識のうちに共有されている。だが2つの世界を行き来する著者は、命題の奥底にある核へと斬り込んでいく。事件で出会った人々の声を紡いで「人権の実効化というはてしない物語」を綴った、初の書き下ろし。 難しい内容でしたが感動しました。著者の学問に対する真摯な態度、恵まれない人たちへのやさしい思い、人間的魅力にあふれた本です。(女性 79才 無職) タイトルに引きつけられました。(男性 43才 無職) はしがき 序章 人権という幻 第1章 市民性について 第2章 人間の尊厳について 第3章 市民社会の法について 第4章 国民国家の魔神性について 第5章 裁判所の憲法解釈について 終章 カラマーゾフ的対話への誘い あとがき 参考文献