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非常事態宣言まで出たフリント市の水道汚染は「構造的人災」
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非常事態宣言まで出たフリント市の水道汚染は「構造的人災」
フリント市の住民には飲料水が配給されているが、安全な水道水が復旧する目途は立っていない Rebecca C... フリント市の住民には飲料水が配給されているが、安全な水道水が復旧する目途は立っていない Rebecca Cook-REUTERS ミシガン州フリント市で、水道水が高濃度の鉛で汚染されて健康被害まで確認され、オバマ大統領が「非常事態」を宣言する事態になっています。一体、何が起きているのでしょうか? フリント市は、デトロイト市から北西に50キロ離れた中規模都市で、自動車産業の拠点として有名でした。最盛期は60~70年代で、この頃の人口は20万人弱に達していたのですが、自動車産業の衰退とともに人口は減少して現在は9万9000人へと半減しています。 また一時期の高福祉政策の結果として流入した貧困層のために、市の人口に占める貧困線以下の住民は26%に及んでいます。また人種ということではアフリカ系が57%、ヒスパニックが4%、非ヒスパニックの白人が36%となっています。こうした状況を受けて、市の財政は