鶴岡八幡宮、神社本庁離脱の理由説明「統理」の権威ないがしろで「内部からの正常化は断念」 - 社会 : 日刊スポーツ

神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮の吉田茂穂宮司は20日、記者会見を開き、全国の神社を束ねる神社本庁（東京）を3日に離脱した理由について、神社本庁トップの「統理」の権威をないがしろにする運営が続き「内部から正常化を目指すことは断念せざるを得ないとの思いに至り、決断した」と説明した。 神社本庁を巡っては、事務方トップに当たる「総長」の後任人事で、統理が指名した人物が役員会で支持されず、訴訟に発展する事態となっている。 吉田宮司をトップとするいずれも鎌倉市にある荏柄天神社と白旗神社も同様の理由で離脱した。「宮司の交代といった事務手続きに関し、神社本庁の考えを聞くことなく、各神社単独でできるようになる。女性神職の地位向上なども目指したい」と語った。 記者会見後、神社本庁は「鶴岡八幡宮には歴史ある神社としての役割を果たしてもらいたい」とのコメントを出した。 鶴岡八幡宮は多数の参拝客や観光客が訪れる名所。神