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核融合点火施設 もうひとつの目的|日経サイエンス
米国立ローレンス・リバモア研究所の国立点火施設(NIF)はレーザー核融合の実験施設だ。先ごろ,照射量... 米国立ローレンス・リバモア研究所の国立点火施設(NIF)はレーザー核融合の実験施設だ。先ごろ,照射量を上回るエネルギーを発生させ,大きく報じられた。だが,純粋な科学研究とは別の任務もある。米国が保有している核兵器の信頼性を確認する高度なシミュレーション実験を行うことだ。不穏な世界情勢のなか,重い任務を担う施設の姿を紹介する。 著者Adam Mann / Alastair Philip Wiper マンは天文学と物理学を専門とするジャーナリスト。National Geographic誌やWall Street Journal紙,Wired誌などに執筆している。ワイパーは製造設備や科学施設の撮影で国際的に知られる写真家。近著は「Unintended Beauty」 (Hatje Cantz,2020年)。 関連記事 「ビューティー粒子の崩壊を追え」,G. ウィルキンソン,日経サイエンス2018