「関係するアート展」の開幕日を延期 一部作品の対応検討で | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

佐賀県は２２日、同日に県立博物館で予定していた、障害のある県内外の作家の作品を集めた展覧会「関係するアート展ｖｏｌ．３」の開幕を延期したことを明らかにした。一部作品に関して対応が必要と判断したといい、開幕日は未定だが１０月１２日の最終日は変更せず会期を短縮して開く。 県文化課が２１日に展示作品を確認したところ、見方次第で政治的中立性を欠いたり、差別的な表現と感じられたりする作品が数点あったという。複数の作家が手がけており、目玉展示となるほど大きな作品だったことなどから、２１日夜の協議で急きょ延期を決めた。 作家は「政治的、差別的な意図はない」と答えたという。基本的には展示する方針で、希望者だけが見られるように空間を区切る「ゾーニング」、説明板の設置などを検討している。他県の類似例も調べている。 県文化課は「表現の自由はもちろん、県として何が問題と考えたか整理してから説明する。素晴らしい作品