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【この本と出会った】映画監督ヤン・ヨンヒ「病は終着駅ではなく、新たな人生の始まりだ」 『心の視力 脳神経科医と失われた知覚の世界』(1/3ページ)
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【この本と出会った】映画監督ヤン・ヨンヒ「病は終着駅ではなく、新たな人生の始まりだ」 『心の視力 脳神経科医と失われた知覚の世界』(1/3ページ)
3年前、ベルリン在住の親友から電話があった。「昔からひどい近眼だけど最近目の調子が悪くて眼科で検... 3年前、ベルリン在住の親友から電話があった。「昔からひどい近眼だけど最近目の調子が悪くて眼科で検査を受けたんだ。最悪の場合、数年以内に失明する可能性があるって言われたよ」と彼は私に告げた。冷静過ぎる口調に言葉を失った。パートナーや子供たちはこの件を話すたびに泣き出してしまうから遠くにいる私に電話をかけたという。 「ある本を読んだら気持ちが楽になったんだ。映画『レナードの朝』(ペニー・マーシャル監督、1990年)の原作者で、ロビン・ウィリアムスが演じた主人公の医師のモデルでもあるオリヴァー・サックスの著書なんだ。もし日本語版があれば読んでみてくれないか」。本書と私はこうして出会った。 冒頭からさまざまな症状の患者たちが紹介される。ピアニストのリリアンは、眼科の診察室の視力検査表に書かれた個々の文字は全て読めるのに、単語も譜面も読めなくなった。失読症を発症した彼女は手紙を書けるが、たった今自分