首位の呪い解いた！竜Ｄ２・佐藤、５回１失点でプロ初登板初先発星

（セ・リーグ、ＤｅＮＡ３－６中日、７回戦、中日５勝１敗１分、１０日、横浜）初勝利の瞬間はベンチで見届けた。ヒーローインタビューに呼ばれると、ようやく表情をゆるめた。中日のＤ２位・佐藤優投手（東北福祉大）が５回２安打１失点と上出来のデビュー。中日では１９９８年の川上憲伸以来となる新人の初登板勝利だ。 「素直にうれしい。初勝利は両親に伝えたい。野手が点を取ってくれたおかげです」 チームが首位に立った直後のゲームを任されたが、初登板とは思えぬ小気味よいテンポで右腕を振った。エースの大野に小熊、ネイラーと先発陣が相次いで離脱する状況で巡ってきた先発機会。２軍では中継ぎデビューを想定して短いイニング中心の調整だったというのに、落ち着いていた。 「いろいろ考えても不安になるだけ。思い切ってやろう」と開き直り、左打者中心の打線に真っ向勝負。スリークオーター気味のフォームからツーシームを軸に組み立てた。一