小平、１５００メートルでも代表確実！前夜から「わくわく」／スピード

平昌冬季五輪代表選考競技会第３日（２９日、長野市エムウエーブ）負けても白い歯をこぼしたのは、感情の赴くままに振る舞いたかったからだ。同走の高木美に先着を許した短距離エースの小平は、マッチレースを純粋に楽しんでいた。 「高木選手と滑ってどんなレースができるだろうと、昨日の夜からわくわくしてました」 勝敗を度外視してでも夢中になる理由がある。１５００メートルは「一番好きな種目」。五輪初出場だった２０１０年バンクーバー大会で５位入賞を飾った。表彰台には届かずとも、気持ちよくゴールを駆け抜けた記憶が今も体に刻み込まれている。 主戦場の５００メートル、世界記録を持つ１０００メートルに続いて代表権は確実。五輪では１５００メートルが３種目で最も早く、５００メートルが一番遅く行われる。「５００メートルで金メダルを取るには（ステップとして）１０００メートルで銅メダル以上が方程式。（そうすると）１５００メート