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デジタル化される中世の写本
これまで、スイス最古の図書館が所蔵する、暗号に関する本や手書きの聖書は、本格的に研究する専門家だ... これまで、スイス最古の図書館が所蔵する、暗号に関する本や手書きの聖書は、本格的に研究する専門家だけが手に取ることができた。 ザンクトガレン修道院付属図書館にある2100冊の蔵書のうち1冊でも閲覧したいと思ったら、門をくぐる前にまず推薦状を提出して閲覧許可を得なければならなかった。しかし、それも変わろうとしている。 デジタル化 1200年の歴史を持つザンクトガレン修道院の図書館内で、今、デジタル化という大変動が起きている。膨大な数の名高い写本がオンラインで閲覧できるようになる。 この図書館には、世界で最も古い修道院のコレクションの一部が収められており、その半数は中世に書かれたものだ。代表的な写本はバロック様式の展示室内で見ることができる。この展示室には観光客が絶えず訪れ、古代の本、スケッチ集、辞書、詩集、なぞなぞの本をガラスケース越しに眺めていく。別の閲覧室には、慎重に蔵書を扱う研究者の姿が