なでしこ世代交代失敗 常連組の強い絆が裏目に… | 東スポWEB

リオデジャネイロ五輪出場を逃したなでしこジャパン凋落の原因はどこにあるのか。世代交代は優勝した２０１１年ドイツ女子Ｗ杯直後からの課題だったが、４年半以上たっても実現しないままだ。緊急連載「なでしこ崩壊の舞台裏」２回目は、佐々木則夫監督（５７）と代表イレブンの世代交代への取り組みをクロースアップした。 【なでしこ崩壊の舞台裏（２）】銀メダルを獲得した２０１２年ロンドン五輪後、なでしこジャパンは１５年カナダＷ杯に向けて再始動した。当時、指揮官は「身長１６０センチ以上の選手じゃないとなでしこには呼ばない」と親しい関係者に漏らしたことがあった。これは絶対的な条件ではなく「１５０センチ台の選手でもスピードとか、テクニックとか特質があれば、それは別だけどね」と注釈も付けていたという。 体格的に劣る日本女子は、どうしても外国勢のパワーや高さに苦戦することが多かった。それでも持ち味の俊敏性やパスワークを駆