エントリーの編集
![loading...](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/common/loading@2x.gif)
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
見えない冠を戴く少女|ちくま文庫|山崎 まどか|webちくま
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
![アプリのスクリーンショット](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/entry/app-screenshot.png)
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
見えない冠を戴く少女|ちくま文庫|山崎 まどか|webちくま
「伝説の作家」野溝七生子(のみぞ・なおこ)の自伝的長篇『山梔』(くちなし)。長らく復刊が待たれて... 「伝説の作家」野溝七生子(のみぞ・なおこ)の自伝的長篇『山梔』(くちなし)。長らく復刊が待たれていた本作について、山崎まどかさんにエッセイを書いていただきました。今なお読む者を惹きつける本作、そして主人公の阿字子(あじこ)の魅力はどんなものなのか。ぜひお読みいただければ幸いです(PR誌『ちくま』2024年1月号から転載)。 「山梔」は少女の慟哭で出来ている。 伝説の作家、野溝七生子の最初の小説で、自伝的な作品だ。彼女が東洋大学に在籍していた頃に福岡日日新聞の懸賞小説の応募作品として書かれ、名だたる審査員から「推奨」作品として選出された。1924年のことである。 主人公の由布阿字子は明治の厳格な軍人の家に生まれた。書物が好きで、ギリシア神話に耽溺する変わり者の少女は、この家では異端の存在だ。彼女は父親から抑圧され、虐待を受ける。暴力の描写には息がつまる。少女を蹴り、胸を踏みつける軍人のブーツ