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ほろ苦くも、味わい深く 〜「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」桜木紫乃 - ことばを食する
沁みるなあ。 感動した、と表すのはどこか違う。目の前に新しい世界が拓けたとか、魂が揺さぶられたなど... 沁みるなあ。 感動した、と表すのはどこか違う。目の前に新しい世界が拓けたとか、魂が揺さぶられたなど、そんな大げさではないのです。読んで涙することもない。ただ、沁みるなあ。 例えて言えば、大人には大人の癒され方があって、真夜中に一人で飲む酒が、美味しいほど悲しくなるような味わい。ややカッコ良過ぎますが、「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」(桜木紫乃、角川書店)は、そんな小説でした。 桜木さんは「ホテルローヤル」で2013年に直木賞を受賞し、昨年は「家族じまい」が中央公論文芸賞になっていますが、ベストセラーを連発するような派手な作家ではありません。 でもわたしにとっては、新刊を見つけるとすぐに買ってしまう、数少ない一人なのです。たいてい明るい話ではなくて、北海道の厳しい気候と、その風土に生きる男と女の姿を描いた作品が多い。 今回も、舞台は寒さ厳しい北海道、釧路のキャバレーとボロい従業員寮。
2021/06/07 リンク