２０１６年球宴は想定外の目玉不足 「２人のエース」不調

大盛り上がりだった昨夏の球宴と比べ、今季のオールスターは目玉になるべき選手の不調で関係者は頭が痛いだろう。日本ハム・大谷、阪神・藤浪ら４年目の投手たちが伸び悩んでいるからだ。 大谷が２勝４敗、藤浪は３勝２敗。両右腕の足踏み状態は大想定外、大誤算だ。 大谷は昨季、人気を反映するファン投票、実力の選手間投票でともにパ・リーグ１位。いまや球宴に欠かせない看板選手になっているが、今季は“二刀流”の弊害か、打者としては８本塁打を放っているが肝心の投手としては頭打ち状態だ。 それでもファン投票では何とか１位になるかもしれないが、現状では選手間投票では投手として２年連続選出は難しいだろう。 昨季に“阪神のエース”の称号を手にした藤浪も壁に当たっている。昨年の球宴では第１戦（東京ドーム）で２番手で登板し３回をパーフェクト。ＭＶＰを受賞しているが、今年は球宴に選出されること自体で苦労しそうだ。 今季第１戦が