モチベーションについて - ttrr's blog

「最近モチベーション上がんないんだよ」と、とある工学系の友人に相談を持ちかけてみた。「すごいできる学生に会って、モチベーションあげてもらいたいよね」他人任せの阿呆である。しかし振り返ってみれば、自分を動機付けてきたのはいつも他人だったような気がする。 まず自分が物理をまじめにやろうとしたきっかけになった人物がいる。3年生の春、最初の実験で隣に座ってはんだごてを握っていたのがそいつだった。彼は演習の時に目立っていたので、なんとなく話しかけてみたのだ。その日の実験の終りの頃にはすっかり意気投合していた。そして「いつかゼミをやろうよ」ということになり、夏休みには、好きな分野を自由に発表する自主ゼミを行った。彼は本来、3年生後期で開講される相対論的量子力学の単位を一年早く取得していたため、Dirac方程式について説明をしてもらった。僕は彼の論理だった話にすっかり感心して彼を尊敬するようになった。僕

[heis101]

「彼らはおそらく話し相手なんてなくても一人で黙々と本を読んで行くことができるだろうが、自分はそういう奴らに動機づけをしてもらわないと前に進めなくなることがあるということだ。」