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【追跡08関西】(4)個室ビデオ店放火事件、行政だけでは限界 - MSN産経ニュース
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【追跡08関西】(4)個室ビデオ店放火事件、行政だけでは限界 - MSN産経ニュース
事件は10月1日午前2時55分ごろ、発生した。大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店... 事件は10月1日午前2時55分ごろ、発生した。大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で、入店していた小川和弘被告(47)=殺人と現住建造物等放火罪などで起訴=が自室に放火。約240平方メートルを全焼させ、客16人を一酸化炭素中毒で殺害し、客4人にけがをさせた。 犯人が逮捕された事件では史上最大の犠牲者を出す惨事で、業界の防火対策への意識の低さをもあぶりだした。 店の通路は人がすれ違うのがやっとで構造は袋小路。2カ所しかない窓も内壁でふさがれ排煙機能を果たせていなかった。大阪市の立ち入り調査で、排煙設備と個室内の非常用照明の不備という建築基準法違反は見つかった。しかし、消火器や火災報知機などは適正に設置され、大惨事を招いたにもかかわらず消防法違反はなかったという。 危機対応について制度の見直しを検討する消防庁の「予防行政のあり方に関する検討会」では、参加する有識者から、消防設備