【被災地は今－大津波の島・奥尻（上）】“奇跡”は起こった 力あわせ５年後に「復興宣言」＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

東日本大震災は東北地方の太平洋岸を巨大な津波が襲った。家族を押し流し、町を飲み込む大津波の恐ろしさを見せつけた。日本は津波による壊滅的被害を受けた経験がある。平成５年７月、北海道南西沖地震による大津波に襲われた北海道の離島・奥尻島だ。復興のヒントを求め、この島を訪ねると、島に住む人々は東日本大震災の被災者たちに自らの姿を重ねていた。２回にわたり、奥尻島の現状をリポートする。 ５年７月１２日深夜、大津波が奥尻島を襲った。時速５００キロの津波が沿岸に到達したのは、地震発生からわずか２、３分後。人口約５千人の島は死者・不明者１９８人を出した。ほぼ壊滅状態となった島の南端部分にあたる「青苗地区」は１０７人が犠牲になり、全体の約７割にあたる３４２戸が全半壊した。 漁師の林清治さん（６２）は当時、沖合にイカ釣りに出ていて無事だった。壊れた民家が島の方からどんどん流れてきて、港に近づけなかった。翌日昼ご

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「高台に移転、島の“武装化”、最高約１２メートルの防潮堤」津波対策の手本にすべきでしょうね。ここ以上の対策も必要かもしれない。