【断 大月隆寛】ハケンの来歴 - MSN産経ニュース

「ハケン」と呼ばれてテレビドラマの題材にまでなっている派遣社員。でも、それを束ねる人材派遣業者、って昔からあるんですよね。口入れ屋とか桂庵（けいあん）とか言ってましたが。女中…あ、いや、今は家政婦さんって言わなきゃならないんでしょうが、要するにお屋敷や商家に奉公（これもすでに死語かも）するために、田舎から出てきた人がここに登録しておくと、希望する条件にかなった口があれば教えてくれる、と。紹介料をとっての商売なわけで、何のことない、江戸時代からあるものです。 明治以降だって、人手がたくさんいるようになった仕事の現場じゃ、必ずこういう商売は介在した。港湾労働に炭鉱、鉄道建設…などなど、そういう「口きき」がいないと人手が集まらないのは「近代」という時代の必然なわけで。それが今や事務職系、いわゆる勤め人の類にまで波及してきた、と。 一時、Ｍ＆Ａで買収仕掛けてもうけるライブドアが博徒系で、ネットの出

[F-name]

言葉を新しく作るので、歴史的観点が失われがち。これからは「口入れ屋」と呼ぼうか＞「人材派遣業者」

[KoshianX]

なるほど。暴対法で弱体化したからこういう方法でシノギとるようになったってことかな?

[dokumenta]

近頃はやりの「人材派遣業」とは古来、テキヤや博徒系の「由緒正しいなりわい」だったことを指摘。いろいろな面々の顔と六本木など新興商業ビルの風景が思い浮かぶよ。大月氏ならでは。

[kechack]

人材派遣業者ってのは江戸時代からある由緒正しいその筋がらみの商売。ただそういう商売の者が、政府の委員会や財界の会合に出て大所高所からもの申す等はなかったし、天下国家の政策が左右されるなんてなかった