大証社長、統合新市場は「地域活性化」前面に (1/2ページ) - MSN産経ニュース

大阪証券取引所の米田道生社長は２７日の定例記者会見で、傘下の新興企業向け市場のジャスダックとヘラクレスの統合市場の青写真を正式発表した。来年秋に開設される統合市場の名称はブランド力のある「ジャスダック」とし、新市場は一定の事業規模と実績を持つ企業を対象とする「スタンダード」と、特色のある技術やビジネスモデルを持ち、成長可能性の高い企業を集めた「グロース」の２区分を設ける。新ジャスダックの役割として、米田社長は「地域の活性化」を強調した。 新ジャスダックは、基本理念として「新しい産業や中堅・中小企業の成長支援」を掲げた。全国を地域別に分け、各地域の金融機関や商工会議所などと連携し、勉強会や交流会を開催して新規上場企業の発掘にあたる。 東京証券取引所の新興市場のマザーズでは、上場企業のうち東京に本社を置く企業は約７５％を占める。これに対し、新ジャスダックの上場企業では東京に本社を置く企業の割合