オリンパス前社長、以前から会長らと対立 辞任求めた報復で解任か - MSN産経ニュース

オリンパスの前社長だったマイケル・ウッドフォード氏が過去の企業買収に関して「深刻な企業統治の懸念」を理由に、菊川剛会長（現会長兼社長）と森久志副社長に辞任を求めていたことが１８日、わかった。 ウッドフォード氏は、海外メディアなどの取材に、過去の企業買収での不明朗な支出を追及したのが解任の理由だったとしているが、オリンパス側は「過去の買収は適切に会計処理している」（広報・ＩＲ室）と否定し、両者の主張は食い違いをみせている。 また、オリンパス側はウッドフォード氏による社内の機密情報の外部提供を問題視し、法的措置を検討していることも明らかになるなど、事態は泥沼化の一途をたどっている。 内紛劇を嫌気して１８日の東京市場もオリンパス株は続落し、年初来安値を更新。終値は前日比１３８円安の１４７１円となり、３営業日続けての大幅下げで下落幅は１０００円を超えた。