【すくむ社会第３部】（４）福井県の苦悩 子供に夢を〜希望って何 (1/3ページ) - MSN産経ニュース

「知力、体力ともに高い福井の子供たちが、なぜ希望を持てないのか」。福井県の西川一誠知事（６５）は、眉をひそめ、悩みを打ち明けた。 全国の小学６年生、中学３年生を対象に行われている学力・学習状況調査（全国学力テスト）で、福井県は３年連続で全国トップクラス。小５と中２の児童・生徒を対象にした体力・運動能力調査でも、２年連続で全国トップ３内に位置している。 しかし、全国学力テストと同時に実施された平成２０年度のアンケートによると、「将来の夢や目標を持っている」と答えた子供の割合は小学６年生で全国４４位、中学３年生で３９位という結果だった。 この結果に、西川知事は「性格が控えめという県民性もあるのかもしれない。だが、希望を持てないというのはそれ自体、一つの課題だ。どう考えていったらいいのか」と困惑する。 福井県民の生活満足度は地方では群を抜いて高い。政府が行う「豊かさ指標」調査では、平成６年から５

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都市蟻地獄と辺境論の二重構造が、社会システムの維持に必要な面がある。二重構造の無い社会になると弱体化するのではないだろうか。