鹿児島湾でイルカ悠々と 調査で“定住”裏付け - MSN産経ニュース

かごしま水族館（鹿児島市）が昨年９月に行ったイルカの目視調査（年１回）の結果、鹿児島湾にミナミハンドウイルカが“定住”していることが裏付けられた。湾の奥や桜島の岸沿いで多く確認されており、運が良ければ陸からも目にすることができそうだ。 調査で２群５０頭を確認した。鹿児島湾ではこれまでに２８頭を識別しており、うち２頭は背びれの形の照合で、今回の調査でも確認できた。群れに子どももいることから、鹿児島湾で繁殖、定着していると考えられる。 鹿児島湾の美しい海と、餌となる魚が多いのが要因で、同館展示課海獣展示係の係長久保信隆さん（４５）は「都市の近くで年間を通してイルカを見られるのは珍しい」と話している。