３者協 もんじゅ、４０％出力試験 来年困難 新幹線延伸は進展なし 福井 - MSN産経ニュース

西川一誠知事が１６日、高速増殖炉「もんじゅ」（敦賀市）の炉内中継装置の落下問題に伴う今後の工程の見通しや北陸新幹線の県内延伸などを求めた、高木義明文部科学相、大畠章宏経済産業相とのもんじゅ関連協議会（３者協議）。高木文科相は、当初平成２３年春の予定だったもんじゅの４０％出力での発電試験が「平成２３年度になる」と述べ、半年以上遅れることを示唆するとともに、新幹線の延伸については、年末の予算編成に向けて政府全体で取り組むとの考えを示した。 日本原子力研究開発機構も同日、４０％出力試験が遅れる見通しを示しており、工程上２３年中の実施は困難な状況で、１００％出力での本格運転の開始も２５年後半になる可能性が高まった。 もんじゅをめぐっては、８月の落下の問題後、復旧作業の長期化や、地域振興策として県が切望する北陸新幹線延伸の判断の先延ばしなど、国の対応の不十分さが指摘されてきた。 西川知事は、この日の