柔らかケーブルつかめるロボ 三菱電機 - MSN産経ニュース

三菱電機は電子機器に使用するケーブルなど柔らかい部品も扱える産業用ロボットを開発し３日、同社の先端技術総合研究所（兵庫県尼崎市）で報道陣に公開した。新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）が進めてきたプロジェクトの一環で、ＮＥＤＯは３年以内に技術の実用化を目指す。 ロボットはアーム型で、部品を３次元で認識できるセンサーを搭載し、ばら積みされた部品をつかんで運べる。部品を落としても素早く復旧する技術も組み込んだほか、従来は扱えなかったケーブルなどにも対応できるようになった。 先端研の田中健一所長は「ロボットの役割を広げることで、人は人にしかできない仕事に集中でき、製造業の海外移転を食い止めることができる」と話していた。