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ES細胞から網膜を立体形成 変性症治療に光 理研が世界初 - MSN産経ニュース
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ES細胞から網膜を立体形成 変性症治療に光 理研が世界初 - MSN産経ニュース
マウスの胚性幹細胞(ES細胞)から立体的な網膜組織を形成することに理化学研究所の研究チームが世界... マウスの胚性幹細胞(ES細胞)から立体的な網膜組織を形成することに理化学研究所の研究チームが世界で初めて成功した。ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)でも可能で、網膜色素変性症の治療など、人間での応用を目指す。7日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。 網膜は光を感知する重要な組織。網膜色素変性症は失明する場合もある。自然には再生せず、幹細胞を用いた再生医療への期待が高い。 研究チームはES細胞の塊を作り、培養液の中に放置。9~10日目で、目の原型の「眼杯」の形成を確認し、24日目に網膜のうち、6種類の主要細胞が層状構造を形作る約2ミリの「神経網膜」ができた。 理研の永楽元次副ユニットリーダーは「人間への応用も技術的には数年で可能となるだろう」と話す。