【関西事件史】尖閣ビデオ流出（上）事件はいつも突然やってくる（1/6ページ） - MSN産経west

遠い場所で起きた事件を他人ごとだと思っていたら、突然、わが身に降りかかってきた－。記者生活を続けていると、こういうことがよくある。 海外で事故に巻き込まれた人の出身地が地元だった。逃走中の指名手配犯を偶然、地元の警察が発見した…。神戸総局の駆け出しの記者たちは、それを初めて思い知らされることになった。なんで神戸？ 田中森士は新人記者として神戸総局に配属されて約１カ月。所轄警察署の担当で、現場を駆け回る日々が続いていた。 平成２２年１１月０日午前３時すぎ、携帯電話が鳴った。受話ボタンを押すと、デスクの声。「“尖閣ビデオ”が神戸の漫画喫茶から投稿された、と読売（新聞）の１面に書いてある。漫画喫茶を割れ（割り出せ）！」。夜中にたたき起こされ、ぼんやりした頭では、電話の内容がすぐには飲み込めなかった。 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像が「ｓｅｎｇｏｋｕ３８」を名乗る人物によって動画投稿サイ

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末端がどのように振り回されるのかの実例か。