古代コインなど７千点盗難 リビア北東部、内戦中に - MSN産経ニュース

リビア内戦中の５月、反カダフィ派「国民評議会」の本拠地だった北東部ベンガジの銀行から、古代ギリシャや古代ローマなどのコインや宝石７千点以上が盗まれていたことが分かった。英ＢＢＣ放送（電子版）が３１日伝えた。 コインなどは、リビアがイタリアの植民地だった時代に国外に持ち出され、リビア独立後に返却されたもの。将来の博物館建設のため、ベンガジ商業銀行に保管されていた。犯人は天井に穴を開けて盗んだという。建物は放火されていた。 国民評議会で文化財相に相当する幹部ファデル・ハシ氏は、価値の高い文化財が狙われていることから「内部犯行の可能性」を指摘。盗まれたコインのうち数百枚が隣国エジプトで見つかった可能性があるとしている。（共同）