日中貿易で年３０億ドルの手数料節約に 円と人民元、直接取引スタート - MSN産経ニュース

【上海＝河崎真澄】円と人民元の直接取引が１日からスタートしたことで、日中貿易の代金決済プロセスにドルを介する必要がなくなり、年間で約３０億ドル（約２３５０億円）の為替手数料が節約できる見通しとなった。新華社電が経済専門家の見方として伝えた。 節約可能な手数料は昨年の日中貿易額の３４４９億ドルをベースに試算した。 元にとり、円はドルに続く２番目の直接取引通貨。これまで、元から円への両替では、まずドルに両替し、その上でドルから円に両替する制度で、為替手数料も手間も２倍かかっていた。 取引初日の１日に中国人民銀行（中央銀行）が上海市場で設定した元の対円取引基準値は１００円＝８・０６８６元（１元＝１２円３９銭）。同日の終値は同８・１２９８元（同１２円３０銭）で前日終値比０・０５６１元の元安・円高だった。

[AkihiroKohashi0518]

日中貿易の総額の大きさを端的に表す出来事でしょう。経済的な日中の結びつきは既に十分強い。