【韓国大統領選】朴候補が“歴史内戦”に苦労 「過去」で野党が非難攻勢＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース

【ソウル＝黒田勝弘】韓国の大統領選は野党陣営の候補が決まらないまま投票（１２月１９日）まで１００日を切った。最大野党・民主党では候補選出の予備選が進行中だが、党外で人気が高く“台風の目”になっている安哲秀（アン・チョルス）ソウル大融合科学技術大学院長が依然、出馬の意思を明らかにしていないため世論のいらだちが深まっている。 これに対し与党セヌリ党では「初の女性大統領」を目指す朴槿恵（パク・クネ）候補が支持拡大に向け精力的に動いているが、その彼女を悩ましているのが歴史問題。軍人出身で大統領などを務めた父・朴正煕（パク・チョンヒ）時代（１９６１～７９年）について、野党陣営やマスコミがその否定的な面を執拗（しつよう）に追及している。 背景には家族や血縁にこだわる韓国的考え方がある。野党など反対勢力は野党勢力弾圧など父の時代のマイナスをあげつらうことで娘の朴候補に政治的打撃を与えようというわけだ。