[竜王戦] 谷川九段の粘りを許さない厳しい攻めで羽生名人が勝利

第28期竜王戦1組 ▲羽生善治ー△谷川浩司 再開後すぐに指されたのは、非常手段気味の手 70手目 △4六角 のちのちこの角が攻められる展開になってしまいそうだったので、それなら、ということで角銀交換に踏み切りました。一瞬後手が駒損ですが、先手はすでに端に桂馬を捨てていますし、△8五歩で銀が取れる形、角と銀2枚との交換で、微妙に後手が駒得です。 後手が角を切った手に対して、先手は当然の同角。手順に角がいい位置に出ることが出来ました。 87手目 ▲8五飛 歩切れを解消しながらの飛車回り。次の狙いは▲3四歩打 96手目 △2三同金 ▲1五桂打から2三の銀を取り、△同金と取った局面。 先手が順調に攻めていますが、現局面8筋で先手の飛車と馬に駒があたっている状態で、どちらかは確実に取られてしまいそうな局面。 馬を助けるか、飛車を助けるかという局面ですが、次の手が先手の攻めを繋げる好手でした。 次の一