魔法の論理的演繹 | スパ帝国

どうしてフィクション内の魔法が合理的でなくてはならないかの考察 ゲームなり創作物語なりを拵え、作品世界に魔法を存在させたとしよう。火の玉を作るとかネズミに変身するとか宿敵に納豆の匂いを全身から発させるといった便利な現実湾曲メソッドである。するとどこからともなく合理性の番人が現れて文句を付け始める。「この魔法は熱力学の第一法則を破っているぞ！」「変身中の声帯で人間の言語を使えるのはおかしい」「皮膚常在菌が納豆菌の繁殖を抑えるのでは？」といった調子だ。 ううむ、どういう事だろう？ そもそも魔法には物理法則をねじ曲げる事が期待されているのではないか？ 合理性の番人は物語に不合理な期待を抱いていてすべてが現実世界と同じでなければ気が済まないのか？ そうではない。こうした苦情には実は理がある。本質的な問題は現実を湾曲する事でなく、湾曲の帰結を十分に掘り下げていない事なのだ。 物を空中に持ち上げる魔法

[GEGE]

そのあたりの矛盾によって『バグ』が起こって滅んだ世界が無数にある、というクトゥルフ系とかMTG系とかフジリュー系が好きです

[n181DzTD]

すごく納得いった。mary sue系における「登場人物が皆白痴に見える」問題と地続きの話

[REV]

「魔法」が存在する世界での司法ってどうなってるのか、いつも気になる。「憑依」「精神支配」があり得る世界での責任主体とは。幻影魔法が存在する世界での「目撃証言」とは。あ、司法魔法があればいいのね。

[ngsw]

資本主義社会にも同じことが言えて「そう言いますけどなんであれ当時は日本経済が成長するフェーズってだけだったんじゃないですかね」ということを忘れておっさんたちは仕事道を説く

[honeybe]

魔法は魔法の法則性さえあれば良くてそれが物理法則と矛盾してても気にしない。 / なんでもありならなんでもありでもいいんだけど…

[Kiikurage]

すごく同感

[vvakame]

自分で世界観考え始めた後に世界が広がりすぎてめんどくさくなるタイプのクズです！

[katzchang]

「エネルギー保存則を破る方法が作品内に存在すると、当然次の様な疑問を惹起する。「どうしてこの人達は永久機関を作って粉挽きを楽にしないんだろう？」」

[yugui]

"。登場人物がネズミに化けるのは少しも問題ではない。ネズミを見ても「誰かが変身しているのかも知れない」と疑わない事が問題なのだ。"

[itochan]

よくあるRPGで考えると、その魔法の実現の為に消費されるのは「MP」。マジックポイントだったり、精神ポイントだったりする。宿屋で寝ると回復。　一方で悪魔の実現させる魔法の対価は、人の魂そのもの。回復しない。

[chicken22]

ホイミの治すの定義はなんなんだろうとか。四肢欠損とかを考えると時間をいじる魔法なんだろうか

[noki_e]

君はその指摘を取り合わず、無粋なツッコミとして却下することも自由だ。/粗が見えるか見えないかは畢竟受け手の知識経験に依りますよね。粗を発見して解決しようとする試みを見ると私自身はわくわくする方ですが

[hitac]

ちゃんと考えられた世界観を持つ作品も沢山ある。どんだけファンタジーを読んだのか知らんけどこのレベルの指摘を「フィクション全般」に対して行うのは無知なだけ。

[Erlkonig]

勿論この辺の話にも色々な対処があって、例えばアリュージョニストでは「わけの分からなさ」そのものが呪力の源泉だから方法論化すると呪力が弱まり役立たずになるのでふわっとした感じで適当に使わざるをえない。

[sds-page]

大抵の世界観だと魔力を注ぎ続けなきゃいけない設定だから魔法で永久機関は無理そう

[Hohasha]

物動かす魔法があるなら、脳みそこねこねするだけで人殺せるとかね。

[dalk]

音を止めて遊ぶ子供用の空気操作魔法が血管に空気を送り込む事を目的とした暗殺用呪文に発展し精霊が狂い始め、後に禁呪扱いされるが、狂った精霊は別種族に派生し新たな魔法系譜を、等と永遠と書かれた本を読みたい

[megazalrock]

SFでもわりと起こることだと思う。昔、ガンダムの連邦軍が何故地球圏を覆うレーザー通信の偵察衛星網を構築しなかったのかと考えたことを思い出した。