スポーツナビ｜欧州サッカー｜ドイツ［ブンデスリーガ］｜細貝萌、確立したボランチとしての地位（１／２）

ブレーメン戦でマリン（左）を抑えた活躍が評価され、細貝（右）はボランチとしての地位を確立していくことになる【Bongarts/Getty Images】 自信に満ちた力強い表情で、攻め込んでくる相手を体を張ってブロックし、安定したキープ力と長短の正確なパスで、攻守をつなぐ要となる。時には大きなアクションを交えて仲間を鼓舞する。チームの攻守の中心には常に背番号７を背負った細貝萌の姿があった。 彼にとって、ブンデスリーガ２０１１−１２シーズンは、確かな手応えと大きな自信をつかんだシーズンとなった。 今季から１部に昇格したアウクスブルクは当初、降格候補の一番手に挙げられていた。そしてシーズン開幕からしばらくは、その予想が的確であることを誰もが疑わなかった。開幕戦でフライブルクに２−２、第２節にはカイザースラウテルンに１−１で引き分けるが、そこからは３連敗を喫するなど、開幕から８戦勝ちなしの状