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武田邦彦 (中部大学): 原発事故中間まとめ(6) 重大事故研究は単色だった
原子力では原発の「シビアーアクシデント」、つまり「重大事故」の研究はかなり行われていて、原発に関... 原子力では原発の「シビアーアクシデント」、つまり「重大事故」の研究はかなり行われていて、原発に関係している人は、「こんな事故など起こらないのに、研究するだけバカらしい」という雰囲気すらあった。 そして、重大事故では「止める、冷やす、閉じ込める」という3原則が立てられると、多くの人がこの「標語」に惑わされて、思考が停止していた。 つまり、目の前で何が起こっても「止める、冷やす、閉じ込める」ということしか言わず、またそれを言わなければ専門家では無いという雰囲気すらあった。 今回の福島原発事故でも、テレビに登場した「専門家」と言われる人たちは、そろって「原発事故の原則は「止める、冷やす、閉じ込める」ということです」と言い、原発の内容を理解しているわけではないアナウンサーや解説者もそれに同調していた。 でも、この3原則は「事故が起こっても、放射線漏れを最小限に食い止める」という目的を持っていて、今
2011/06/16 リンク