宮崎勤の死刑判決に思う: たけくまメモ

最高裁で宮崎の死刑判決が確定した。たぶんそうなるだろうと思っていたから、淡々とニュースを聞いた。まあ１７日はヒューザー証人喚問とかホリエモン強制捜査とかたて続けだったので、そのせいもあったと思うが。 宮崎事件や、裁判に関して今更俺から付け加えることはあまりないが、裁判を終えての報道記事や識者のコメントを聞いて、気になることがひとつあった。 それは「動機がついに解明されず、心残りです」というものだ。なぜああいう事件が起こったのか、その原因を究明してほしいというのはもっともだが、俺は事件の種類によっては「動機が解明できるものと、できないもの」があると思うのである。 たとえば自分自身の過去を振り返っても、なぜあのとき、あんなことをしてしまったのか、自分でも不可解な行動はある。もちろん表面的な理由をつけることはできるのだが、それが本当にそうなのかは、自分だってよくわからない。 ましてや異常心理に基

[webmarksjp]

ヒント

[ukihiro]

確かに世の中は犯罪に物語を求める。多くは異常なキチガイが常軌を逸したという物語。その安直さから逃れるためにも裁判所はある程度は物語を紐解いて欲しい。勿論、限界はあってそれ以降は文学の仕事だてのには同意

[ippikiohkami]

動機が見えないからこそ、不気味なのか。動機が見えないからこそ、無条件に死刑囚である彼を憎むのか。残された遺族の気持ちを思うと極刑やむなしと思える事件でした。

[yyuu]

動機の詮索なんかは最初から止めて、ただその者が成した行為の軽重において淡々と罪を決定すればいいのではないだろうか

[dotgram]

コメント欄を含めいろいろ考えさせられる。（memo:距離感）

[tzk]

魍魎の匣、って書こうと思ったら既にいらっしゃった。

[talo]

責任を取らなければならないのは、結果に対して

[rna]

普通の判決だと思うけど。責任能力の有無は(市民が求めるような)動機の物語とは関係なく判定できるし実際そうしてる。ていうか結果責任主義で判決書いたら違法だよ。

[synonymous]

暗い淵を覗き込むことをあきらめれば、近代法なんてなくなってもかまわない。

[usj12262]

殺された子供の親がこの文章を見たら何と言うだろうか。

[REV]

「動機の詮索なんかは最初から止めて、ただその者が成した行為の軽重において淡々と罪を決定すればいいのではないだろうか。」別の事件では、意図を重要視しないことを祈る。クマー。

[ume-y]

『魍魎の匣』

[netarou0815]

動機が解明されなかった宮崎事件。真相の解明と裁きの間に線を引き、実際の行為に応じて法を適用すべきとのこと。同感。行為の深層が取りざたされるのは、情状酌量の余地を探すため。真相究明が裁判の目的ではない。

[Aoba]

あとは冤罪を防ぐ方法があればいいのに。タイムテレビを開発するんだ！

[nessko]

司法の限界 文学の役割

[qinmu]

ごもっともです。

[TakahashiMasaki]

"人間は因果律の整った物語において安心を得る"ひざが痛くなったほど理解

[Masao_hate]

”法は完全ではない。その限界を踏まえたうえで、司法のしうる判断を行うしかないのだ。”

[siowulf]

人間は因果律の整った物語において安心を得る。