テロ対策、機動性を強化 専門部隊に新型車両 警察庁：朝日新聞デジタル

パリの同時多発テロなどをふまえ、警察庁は、都道府県警の機動隊の専門部隊に、機動性と防弾能力を併せ持つ車両を新たに配備する。重武装したテロリストが移動しながら襲撃を続ける事態に対応できるようにする。隊員が持つ盾や防弾の装着具も強化する。 １１月のパリ同時テロで犯人の一部は、市街地を移動しながら銃を乱射し、逃走した。２０１３年４月の米ボストン・マラソンの爆弾テロ、今年１月のパリの連続テロ、２月のデンマーク・コペンハーゲンの連続テロでも、テロリストは場所を移しながら攻撃を続けた。一部では自動小銃カラシニコフが使われた。 日本にはテロに対応する部隊として、８都道府県警にある特殊急襲部隊（ＳＡＴ〈サット〉）や、全都道府県警の銃器対策部隊などがある。だがＳＡＴは、ハイジャックや立てこもりなど一定の場所にとどまる犯人への対応が主で、移動しながら攻撃を続ける相手には迅速に対応し切れないのが実情だ。 現状で

[fuldagap]

「パリの同時多発テロなどをふまえ、警察庁は、都道府県警の機動隊の専門部隊に、機動性と防弾能力を併せ持つ車両を新たに配備する。重武装したテロリストが移動しながら襲撃を続ける事態に対応できるようにする」