asahi.com（朝日新聞社）：モルガンへ出資、すべて優先株 三菱ＵＦＪが前倒し実行 - ビジネス

三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ（ＭＵＦＧ）は１３日、米大手金融機関モルガン・スタンレーに対する９０億ドル（約９千億円）の出資について、すべて優先株とするよう条件を変更した上で、予定より１日前倒しで実行した。 モルガン株は先週、大幅に下落し、１０日には一時６ドル台まで暴落。同日の終値は９・６８ドルだった。市場では「市況の悪化でＭＵＦＧが出資を取りやめるのではないか」との観測が浮上。金融株をはじめ米株価の下落の一因となっていたが、前倒し実行が好感され、１３日は一転して米株価急騰の一因となったようだ。 ＭＵＦＧは普通株への転換権を持つ優先株を７８億ドル（約７８００億円）分取得。普通株に転換した場合の議決権は、当初計画と同じ２１％。残る１２億ドル（約１２００億円）分も優先株で取得する。当初計画では、３０億ドル分は議決権を持つ普通株としていた。 普通株だと、買い取った価格から大幅に値下がり