朝日新聞デジタル：終活の相談「お寺に来て」 存在感の薄さに危機感 - カルチャー

生前に自分の最期の準備を進める「終活」への関心が高まるなか、僧侶たちに自らの存在感が薄いという危機感が生まれている。形骸化した「葬式仏教」から抜け出し、死と向き合う過程で良き人生を全うすることにつなげるという宗教本来の役割を取り戻す契機ともとらえている。 「終末の悩みを安心に導く相談相手に、われわれはなれるはずです」。長野県上田市の長昌寺住職、田口誠道さん（４７）が、集まった約２０人の僧侶に語りかけた。先月下旬、名古屋市中心部の寺院。研修会「エンディングノートを教化に活用するには」での一幕だ。 エンディングノートとは、葬式や相続の希望、自身のさまざまな情報を生前に記すもの。田口さんは一昨年、弔いの項目を仏教式に特化し、仏教用語や儀礼の意義を詳しく解説したエンディングノートを出版した。寺院と、檀家（だんか）・信徒の結びつきを深める目的だ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会

[yu76]

「終活」への関心が高まるなか、僧侶たちに自らの存在感が薄いという危機感…長野県の住職は、弔いの項目を仏教式に特化し、仏教用語や儀礼の意義を解説したエンディングノートを出版