asahi.com（朝日新聞社）：イラン核疑惑解明求め新決議案 ＩＡＥＡ理事会向け準備 - 国際

【ジュネーブ＝玉川透】イラン核問題を巡り、国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた６カ国が、２６日から始まる国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の定例理事会で、イランに対し、新たに発覚したウラン濃縮施設の疑惑解明を強く求める決議案の提出を準備していることが分かった。２４日、複数のＩＡＥＡ外交筋が明らかにした。 決議案提出にはイランとの関係が深いロシアや中国も前向きとされ、ＩＡＥＡ理事会でイラン核問題を巡る決議が採択されれば０６年２月以来。米欧は、イランに対する国際社会の強いメッセージにしたい考えだ。 ＩＡＥＡは理事会に向けた報告書で、先月現地査察したイラン中部コムの新施設について「設置目的に疑問が残る」と指摘。イランが０７年後半と申告した着工時期も、０２年から建設が始まったとするＩＡＥＡの調査結果と食い違う。このため、イランの信頼度が低下しているとして、「他の未申告施設の存在が疑われる」と言