asahi.com（朝日新聞社）：中国の在外活動家、平和賞オスロで祝う「戦っていく」 - 国際

【オスロ＝古谷浩一】中国の獄中の民主活動家、劉暁波（リウ・シアオポー）氏のノーベル平和賞受賞を祝う中国出身の在外民主活動家らの会合が９日夜（日本時間１０日未明）、オスロ市内で開かれた。集まった数十人の中には、スパイ罪などに問われて終身刑で服役中の民主活動家、王炳章氏の娘、王天安さん（２１）の姿があった。 王炳章氏は河北省出身で、民主化雑誌「中国の春」を創刊するなどの活動をしていたが、中国南部で２００２年に拘束され、服役中。天安さんは父親がカナダ在住時に生まれ、今はモントリオールの大学に通いながら、父親の釈放や中国の民主化を訴える活動に参加している。 「（劉氏の）受賞は、中国の民主化を求めるすべての人を認めてくれたものだと思う。私たち『良心の囚人』の家族も、自分たちが忘れられていないと感じた」 心配なのは授賞式に参加することで、今後、家族の中国への入国が認められなくなる恐れがあることだ