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asahi.com(朝日新聞社):シベリア元抑留者ら二審も敗訴 大阪高裁判決 - 社会
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asahi.com(朝日新聞社):シベリア元抑留者ら二審も敗訴 大阪高裁判決 - 社会
第2次世界大戦後にシベリアに抑留された元日本兵ら70人が、国に元日本兵1人当たり1100万円の損... 第2次世界大戦後にシベリアに抑留された元日本兵ら70人が、国に元日本兵1人当たり1100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が18日、大阪高裁であった。渡辺安一裁判長は、請求を退けた2009年10月の一審・京都地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。 原告は近畿のほか、東京などに住む元日本兵と遺族ら。原告側は、国が敗戦の賠償の一環として将校らを旧ソ連に引き渡し、シベリアでの強制労働を容認したと指摘。「国は早期帰国の措置をとらず、鉄道や道路の建設や炭坑などでの過酷な労働に従事させられた」と主張していた。 一審判決は1997年の最高裁判決を踏まえ、「戦争損害は国民が等しく受忍しなければならず、抑留の損害が大きかったとしても他の戦争被害と区別できない」と判断。一方で政治的補償を定めた立法や予算措置がとられてこなかったことに触れ、速やかな政治的解決を求めた。 判決から約8カ月後の昨年6月