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asahi.com(朝日新聞社):放火、地震、文化遺産の保護課題に - 社会
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文化財を運び出す訓練をする寛永寺の僧侶ら=23日午前、東京都台東区、杉本康弘撮影国の重要文化財に... 文化財を運び出す訓練をする寛永寺の僧侶ら=23日午前、東京都台東区、杉本康弘撮影国の重要文化財になっている寛永寺の勅額門に一斉放水する消防隊員ら=23日午前、東京都台東区、杉本康弘撮影 26日は、奈良・法隆寺で60年前、国宝の壁画が焼失したのをきっかけに制定された文化財防火デー。最近の文化財の出火原因の6割強は、「放火」か「放火の疑い」が占め、国がまとめた地震の被害想定では、揺れによる倒壊や火災の延焼が大きな被害をもたらすこともわかってきた。内閣府は重要文化財を守るための総合対策を年度内にもまとめる計画だ。 天璋院篤姫(てんしょういん・あつひめ)が眠っている東京・上野の寛永寺で23日、東京消防庁の消防訓練が行われた。寺の自衛消防隊やボランティアらが参加した。 総務省消防庁などによると、97〜06年の10年間で、文化財建造物の火災は44件あり、放火が4割、放火の疑いが2割余を占めた。