asahi.com（朝日新聞社）：貨物機事故４分前に「風急変」の情報 管制官から機長へ - 社会

着陸に失敗、炎上した貨物機を調べる警察や消防関係者＝２３日午後、成田空港、筋野健太撮影 成田空港で米航空貨物大手フェデラルエクスプレス（フェデックス）の貨物機ＦＤＸ８０便（ＭＤ１１）が着陸に失敗して機長と副操縦士が死亡した事故で、管制官が事故の約４分前にＦＤＸ機に「ウインドシア（急激な風向きの変化）が上空で起きている」と注意喚起していたことがわかった。国土交通省の運輸安全委員会は現場から回収したフライトレコーダー（飛行記録装置）の解析などを進め、機長らが危険回避不能に至った経緯を調べる。 国交省が２３日公表した事故関連の交信記録の概要によると、事故発生の約７分前の同日午前６時４１分ごろ、すでにＡ滑走路（４千メートル）に着陸していた日本航空機から、ウインドシアが高度６００メートル以下で起きているとの情報が管制官に寄せられた。管制官はこの情報を同４４分、ＦＤＸ機に提供。さらに同４６分と事故