asahi.com（朝日新聞社）：青空ＳＬ教室、伴走４０年 和歌山の７８歳元国鉄マン - 社会

蒸気機関車の運転席で、部品を磨きながら子どもに構造を教える田中一郎さん＝和歌山市岡山丁、小河写す 公園に保存された蒸気機関車（ＳＬ）を教材に、地元の子どもたちに列車の仕組みや魅力を伝える「青空教室」を４０年近く続けている元国鉄マンがいる。和歌山市の無職田中一郎さん（７８）だ。ＳＬを掃除する合間の「余興」のつもりだったが、教室の「卒業生」は１００人を超え、新幹線の運転士になった人も現れた。高齢の田中さんは、いつまでも子どもたちの笑顔が絶えないＳＬ公園であってほしいと、あるアイデアを温めている。 和歌山城を望む岡公園（和歌山市岡山丁）の一角に、さくに囲まれたＳＬ「Ｃ５７形１１９号」が静かにたたずむ。「シゴナナ」と呼ばれ、小柄で優雅な姿から「貴婦人」の愛称も持つ。 毎週日曜日の約２時間、田中さんは地元の鉄道好きな子どもたちと一緒に、ＳＬの周りをほうきで掃き、油を染み込ませたボロ布で車輪や胴

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JR西日本というオチ