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首都大学東京教授 社会学博士 宮台真司|ビジネスコラム|仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス)第3回 引き受ける力
現代のビジネスパーソンを取り巻く現象を社会学の視点から読み解く連載企画。前回 (09年10月号) はク... 現代のビジネスパーソンを取り巻く現象を社会学の視点から読み解く連載企画。前回 (09年10月号) はクリント・イーストウッド作品を参照しつつ、「勘違いしない理解力」 というテーマでお届けした。今回は政権交代から一定期間が経過した状況も受け、「お任せする政治から引き受ける政治へ」 の流れを軸に、現代のビジネスが置かれている社会的文脈を解説していただく。 アメリカ発の概念に、いわゆるSRIすなわち 「社会的責任投資」 というものがあります。それに関連するCSRすなわち 「企業の社会的責任」 という概念もかなり人口に膾炙しました。実は、これらの概念のルーツを辿ろうとすると、意外かもしれませんが、マルクスの 『資本論』 に行き着くのです。 『資本論』 を 「悪い奴 = 搾取する資本家がいるから社会が滅びる」 という理解で読むのは間違いです。正しくは 「資本主義経済で人々が合理的にふるまえば、必ず大
2011/01/15 リンク